2019.12.16
入谷式足底板
入谷式足底板勉強会④
理学療法士の大谷です。
12/12の夜、当院にて恒例の兵庫県入谷式足底板勉強会を開催しました。
そもそも入谷式足底板は選手や患者様の動きに合わせて作るので、完全オーダーメイド、更にハンドメイドなんです。
ですから、作製者には歩行やその他の動きとその変化を見る眼、動きを変化させる技術が求められます。
動きを変化させる技術として、インソールの削りがあります。
ハンドメイドと言う事は、当然私たちがグラインダーと言う機材を使って、手で削るわけです。
身体をどの方向へ誘導する時は、どこをどう削ると言うのは、当然決まっているのですが、削る人間によって多少の差やクセが生じます。
私も数年前と今とでは、削りの抑揚やイントネーションのつけ方は、変わってきています。
今回は、私が前もって同僚の國府島PTのインソールを大まかに作っておいて、そこに少しずつ削りを加えて、歩行がどう変化するのかを参加者全員で確認しました。
毎度の事ながら、参加者でディスカッションして、これと言った明確な答えを出すのは難しいのですが、これの繰り返しが臨床家としての力になると思っています。
私も含め、参加者それぞれが、選手や患者様に還元していければ嬉しいです!